当団の練習や演奏会の活動風景をお伝えします。
どなたでもご自由にコメントが出来ますが、万一、当団で問題があると判断した場合は、前後のコメントを含めて削除する場合がありますのでご了承ください。
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8月11日(日)に、第16回定期演奏会前最後の通常練習を終えました。
この日、指揮者の志村先生はGAME SYMPHONY JAPAN@サントリーホール→4star2019@片柳アリーナの2公演を終えてから、燕尾服のままで私達の練習に駆けつけてくださいました。
今年は曲目が多く(79曲!)、ギリギリまで細部の調整をしながら通し練習を行いました。
体力勝負のプログラムで、練習するたびにヘロヘロになりますが、2公演終えてからリトルの練習に駆けつけてくださった志村先生の気持ちを無駄にしないよう本番まで全力で駆け抜けたいと思います!
そんな今回のKONAMIプログラムの詳細を公開しますので、今週末18日(日)のコンサート前に是非チェックしてください!
+++++++++
第1部 LEGEND STAGE
+++++++++
■『けっきょく南極大冒険』より
スタート
■『イーアルカンフー』より
メインBGM
■『グラディウス』より
Beginning of The History
Challenger 1985
Final Attack
Aircraft Carrier
All Pattern Clear
■『沙羅曼蛇』より
Power of Anger
Poison of Snake
■『グラディウスII』より
Tabidachi
Burning Heat
GAME OVER
■『ツインビー』より
Credit
Start
Twinbee's Home Town Song
Power Up
Fantastic Power
Boss BGM B-1
Boss BGM A-2
Clear
■『がんばれゴエモン! からくり道中』より
町
■『がんばれゴエモン2』より
旅始め
■『悪魔城ドラキュラ』より
Vampire Killer
■『ドラキュラII 呪いの封印』より
Bloody Tears
■『悪魔城伝説』より
Beginning
■『バイオミラクルぼくってウパ』より
A Rattle Samba
■『月風魔伝』より
行け!月風魔
■『コナミワイワイワールド』より
コナミマン
コナミレディ
ワルダーステージ
スタッフロール
+++++++++
第2部 VARIETY STAGE
+++++++++
■『ときめきメモリアル』より
もっと!モット!ときめき
女々しい野郎どもの詩
■『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』より
Beyond the Bounds
■『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』より
お城でゴーゴー
■『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』より
ゴエモン音頭
穴のむじな
はぐれ町旅情
霧のお化け町
謎のぼろぼろ寺
お化け出現
猫がおんねん
やったぜちょんまげ!
■『リサの妖精伝説』より
KAYOU
YUME
MACHI
TOSHO
WINE
NEZUMI
YAKATA
LUITA
LUITA2
■『beatmaniaIIDX14 GOLD』より
Blind Justice〜Torn souls,Hurt Faiths〜
■『グラディウス2』より
スタート!!
空中戦闘のテーマ
巨像惑星のテーマ
■『ゴーファーの野望 EPISODE II』より
Fighter Blood
■『グラディウスIII』より
Cosmo Planet
Return to the Star
Departure for Space
■『グラディウス外伝』より
BOSS
Speed
Last Boss
+++++++++
第3部 CLASSICAL STAGE
+++++++++
■『幻想水滸伝』『幻想水滸伝II』より
幻想の世界へ
さらに栄し黄金の都
フーガ「我があるじを讃えよ」
Gothic Neclord
対決の時
追いつめる
REQUIEM
回想
■『OZ -オズ-』より
Polovtsian Dances ~OZ ver.~
■『極上パロディウス〜過去の栄光を求めて〜』より
またまた,兄弟船は行く
(R.ワーグナー/楽劇『ニーベルングの指環』より 第2部「ワルキューレ」第3幕の序奏「ワルキューレの騎行」)
(『グラディウスII』より「The Old Stone Age」)
よし子とよし夫の愛の…
(P.サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン 作品20)
(W.A.モーツァルト/交響曲第25番 ト短調 K.183 第1楽章)
パロパロダンシング!
(A.ドヴォルザーク/交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」第4楽章)
リカ・オン・ザ・ビート
(『グラディウスII』より「The Final Enemy」)
ハロー!過去の栄光君〜愛のフェアウエル
(『グラディウスII』より「FAREWELL」)
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投稿者:ゆっこ@Vn | 05:50, Thursday, Aug 15, 2019 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0)
2019年5月某日、都会の喧騒から離れた自然豊かな地にリトルジャックオーケストラの面々の姿があった。
彼らは楽器をその手に抱え、ゲーム機をその胸に抱き、とある建物へと消えていったのであった....。
というわけで、合宿に行って来たのです!
どうやら前回合宿を行ったのは2012年のようなので、なんと7年ぶり。
我々に与えられたスケジュールは下記の通りでした。
◇0日目
┗夜:有志による前泊
◇1日目
┣朝:自主練
┣昼:合奏
┗夜:アンサンブル宴会
◇2日目
┣朝:ゲーム大会
┗昼:(解散)
そんなこんなで合宿の活動レポートを仰せつかったので、それぞれの様子をそこはかとなく書いてゆこうかと思います。
◆0日目
夜集まった面々でカップラーメンを食べながらポテトチップ食べながらゲーム。
日常と変わらない何てこと無い状況なはずなのに、「みんなで合宿中!」というだけでとても楽しく感じられるものなのです。
お部屋がメゾネットで、意味もなく階段上り下りしたりする程度にはテンション上がってました。
プロジェクターを持参してくれた団員がいたので、部屋を真っ暗にしてゲーム画面は壁に投影!
そんな環境で遊んだ宇宙空間を行くシューティングゲームは、部屋の暗さと相成り空間の広がりが一層感じられ、なかなかに風情がありました。
◆1日目
前泊組が朝ごはんを食べていると、続々と本陣到着の知らせが。
ホールのセッティングを行い楽譜が配布された後、各々自主練に取り掛かります。
今回の合宿は「懇親」という目的の元に企画されたもの。
そのため、楽器練習という観点からみるとかなりゆる〜くスケジュールが組まれていたのですが...。
「やっぱり合奏しない?」とのお達しが下り、結局午前中から合奏と相成りまして。
いざ合奏を始めると、いつの間にか本気モードになってしまい、結局なんだかんだで夕食の時間までしっかりがっつり合奏を楽しんだ団員たちなのでした〜。
夕食後は合奏会場をそのまま使用してのアンサンブル宴会!
宴会やりながら、その傍らで小〜中編成曲を好きに演奏しようぜという企画です。
久しぶりの合宿ということもあり、手探り部分もある状態で突入したアンサンブル宴会だったのですが、これが非常に楽しいものでして。
普段なかなか耳にすることの出来ない曲の生演奏は泣けるぜ。
ゆうべはお楽しみでしたねって言われたら全力で「はい」と答えられる時間でした。
が、あっという間にホール使用終了時刻となり、過ぎ去りし時はもう戻らぬ...。
初見の楽譜のはずなのにお酒も入っている人も多いのに、みんなウルトラ上手に弾けました。
プリンターを持参してくれた団員がいたので、その場で楽譜を刷って即演奏!という流れも見られました。
ところで、
フリーダムで普段は向いている方向も違う人々が、「特定の『何か』に関しては同一の理想を持ち一致団結する」ってなんか燃えません?
私は燃えます。
ホールから撤収後もそんな余韻冷めやらず各々部屋にてお酒を飲んだりゲームをしたり、その夜はおそくまで宴が続いたのだった。
そして夜が明けた!
◆2日目
夜遊び倒して死屍累々と化しているかも...との懸念がありましたが、存外そんなことはなく大多数の団員は元気に朝を迎えらえました。
2日目朝はゲーム大会です!
遊ぶ気満々の我々は色々と合宿所に持ち込んだもので。
・ミニファミコン
・ミニスーパーファミコン
・スーパーファミコン(ミニではない)
・Switch(数知れず)
・プロジェクター
・50インチテレビ
大人になるって素晴らしいことですね。他にも色々あった気がする...。
某大乱闘ゲームでは、リトル内絶対王者に挑戦者が次々と挑んでいた模様。
某爆弾投擲ゲームの8人プレイでは、まず自分がどれかわからない!?から始まるため、何度自爆したかもはや覚えていません...w
あとみんなで協力して料理を作るゲームなんかもやったのですが、ゲーム中で本来の目的(プレイヤー同士で協力してクリアを目指す)から外れて違う事(主に他プレイヤーの邪魔)して遊び始めるのってなんであんなに楽しいんでしょうね。
気が付けば施設終了時となっており、あっという間の二日間でした。
さてさて、「懇親」という目的の元に企画された今回の合宿でしたが、果たして団員の仲は深まったのか!?
その結果は2019年8月18日(日) にみなとみらいホールに来ればわかるかもしれないし、わからないかもしれない。
リトルジャックオーケストラ第16回定期演奏会、乞うご期待下さい! |
投稿者:うき@Cb | 04:14, Wednesday, Aug 14, 2019 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0)
2018年8月26日(日)第15回定期演奏会にてリトルジャックオーケストラ(以下LJO)は遂にファイナルファンタジーVII(以下FF7)を演奏することになりました。LJO編曲チームであるらいぶら隊では現在編曲の真っ最中であり、オーケストレーションの調整として細部への音のこだわりも花咲く頃となりました。
一方LJO広報チームは今回の演奏会のメインビジュアルを決めようとFF7の世界を探しにみなとみらい&京浜工業地帯へと赴き、海上クルージング&地上からの撮影を敢行しました。活動レポート第一報は、FF7オープニング〜爆破ミッションのストーリーになぞらえつつ撮影風景をお届けします。
アバランチ集合 〜 エアリスの花畑
4月某日。春爛漫かと思いきや…驚異的な春風に体感温度約10°Cと肌寒い、みなとみらいのとある港。
日本の四大工場地帯のひとつである、京浜工業地帯の夜景を運河から眺めることができるクルーズへ乗船するため、集まったLJO広報チームを中心とした撮影メンバー達。手元にはずらりと並ぶ一眼レフカメラ。何やらただならぬ気配を醸し出しつつ…気分はもうミッドガル潜入のアバランチ。
いよいよ撮影開始。
港にほど近い山下公園ではチューリップ畑が彩いをみせていました。
お花畑にエアリスの面影を求めて... パシャリ。
「あっ、ねぇ、お花いらない?たった1ギルよ」
海上クルーズ船出港 〜 ミッドガル潜入
約90分のクルージング。船は2階建て、2階は甲板、1階は船内。
乗船定員は50名のところ撮影日は約20名程と、とてもゆったり。
運航コース、ミッドガル…おっと違った。京浜工業地帯の田辺〜南渡田〜塩浜運河を目指します。
出発すると意外にスピードが速い…!風圧に体温を奪わるなか、みなとみらいは夕焼けに染まり…富士山も美しく映えて…
ゆったり景色を楽しむカップルの傍らでシャッターをきりまくり、神羅兵もバッサバッサ切りまくるメンバー達。
船酔いを心配して酔い止め薬を飲んだものの揺れよりも風の威力の方が凄く、なかなかに足下は不安定です。
壱番魔晄炉出現!!
ほどよく日も暮れて、カメラも夜景モード。一行の船は、いよいよ京浜工業地帯の奥地へ。
運河沿いにひしめく建物。ゆらめく炎や煙…そこには、ミッドガルの壱番魔晄炉が…!!
カシャカシャカシャカシャッ…(メンバー一同カメラ連射の嵐)
「目を覚ませ!ここはただの発電所じゃない!」
いよいよ爆破ミッションスタート!
迫り来る敵をなぎ倒し、魔晄ジェネレーターに爆破タイマーがセットされる!脱出まで残り10分...!
ミッドガル脱出 〜 腐ったピザ
ガードスコーピオンのレーザーをサラリとかわし。
すっかり冷え切った体を休めて、10分かからず10秒で暖かい船内へ待避。
暖をとるうち、みなとみらいの夜景が近づいてまいりました...
観覧車も華やか。ゴールドソーサーが遠くに見えます。
メンバーも無事に帰港。
ミッドガル(腐ったピザ)脱出後は、腐ってないピザで打ち上げ。お店に入ると体が氷解するよう…
夜景撮影の難しさやカメラ談義、FF7との出会いなどを熱く語らうメンバー。
マルゲリータ、ゴルゴンゾーラ、ジェノベーゼソース、窯焼きの美味しいピザたち。
メニュー表に書かれたほぼすべての種類を食べ尽くしたのでは?と思うほど、ピザも進みます。
撮影ミッションもコンプリート。
お疲れ様でした!
撮影協力:うき、きーま、こま、すま、ちま、べえ、まよい、りおにゃ |
こんにちは!
今回はひろひろ@Tubaが活動レポートをお送り致します。
既に何度か団員が「らいぶら隊」について説明しましたので、説明は割愛させて頂きます^^;
私はらいぶら隊発起人で、第1回の演奏会から編曲を手掛けてきた一人です。
現在はらいぶら隊長として、楽譜とりまとめ・団指揮・編曲を担当しております。
各曲の説明については他の団員が説明していますので、編曲方針や作成に苦労する点などを中心に書こうと思います。
1.リトルジャックオーケストラの編曲方針について
大前提として、極力原曲に近い音でオーケストラに編曲することを心掛けております。
作成イメージとしては、「交響組曲ドラゴンクエスト」です。基本的にPAを入れずに、生楽器で演奏します。
今回のクロノ・トリガーは原曲で民族楽器が多数出てきましたので、実際に使用し演奏しました。
あと、ゲーム音楽の中にはバンド形式でベース音が目立つバトル曲や元々ベースが主体の曲についてはエレキベースを入れる事もあります。
音量バランスを取るのが非常に難しいですが、毎回試行錯誤を重ねながら作成しております。
2.作成に苦労する点
終止が無い曲は繋ぎを作曲しメドレー形式で作成していますが、数百曲も作っているとネタが尽きてしまいます……。
独自解釈が生じないよう長くならないように…と思いながら作っていますが、ダサイと指摘を受けるので毎回苦労してます^^;
もう一点は、バトル曲の作成です。原曲のメロディーの音色はトランペットが多いのですが、トランペットに負担が集中しないように作成しなければなりません。
他の楽器に振り分けると、音圧がガクンと下がるので、いかに音圧を下げずにトランペットの負担を減らし作成するか…に苦労しています。
バトルメドレーは、上記に加えて、楽器の振り分けが他の曲と同じようにならないよう工夫しています。この点が非常に難しいですね。
バトル曲は他の曲の何倍も掛かって作成しています。過去に15分戦い続けるメドレーを作りましたが、作成から・試奏・完成までに半年以上掛かりました……。
今回作成したクロノ・トリガーのスコア総ページ数は368ページ!演奏会が終わる毎に楽曲とも別れなければならないので少々悲しいですが、また再演出来たら嬉しく思います。
先日定期総会も終わり今期は閉まりましたが、次の演奏会に向けて早速始動しました。これからもより一層、皆様にご満足いただけますよう、らいぶら隊一同全力を尽くして参ります。ご期待ください!
ご一読ありがとうございました。 |
こんにちは。10年振りに活動レポートに登場、打楽器の主に鍵盤担当、ちゃろと申します。
演奏会を振り返ってみると、個人的には労力の大半を占めた編曲作業や、原曲再現に拘り抜いた『風と空と大地のリズム』の打楽器アンサンブル等についても思い出されますが、ここは一つ、私からは、多くの方から質問を頂いた珍しい楽器や奏法についていくつかご紹介したいと思います。
◆まず変わった奏法をしたものとしては、『予感』などに出てくる時計の音。これはバスドラムの胴体と枠の部分を、時計っぽさを意識しながらスティックで叩きました。
『朝の日ざし』の冒頭の波の音はオーシャンドラムという楽器を用い、花火の音はフロアタムを叩き、カモメの鳴き声はクラリネットとファゴットとオーボエのリードを吹いてもらっていました。
◆一番聞かれた『地下水道』の水の音の再現方法ですが、これは木の実がたくさん連なった楽器を3種類、舞台中央・上手側・下手側の3か所で鳴らして表現しました。
◆『サラのテーマ』や『風と空と大地のリズム』、『時の回廊』等で活躍していた楽器が以下の2つです。画像の左がウドゥ( またはイボドラム)という壺の楽器で、手のひらで穴を塞いで離すとポヨンという低音が鳴り、胴を叩くとカンッという高い音が出たりします。
画像右がタブラバヤンという楽器で、「ドゥ〜ン↑」という音程の上がる低音や多彩な高音も出せます。演奏するのがかなり難しい楽器です。
◆そして何よりお伝えしたいのがこちら。驚くべき事に、音板部分が打楽器団員のふーさんによる自作の鍵盤楽器です!シロフォンの土台に、音程に合わせてカットした金属のパイプを並べました。言うのは簡単ですが、実際に作るのは相当難しかったに違いない…!でも、この楽器のおかげで、『時の回廊』のガムランぽさや、『サラのテーマ』の絶妙な音色を表現できた かと思います。ふーさんには去年のFF4の演奏会の時にも自作楽器を作ってもらったのですが、次はどんな楽器を作ってくれるんだろう??と、今後も楽しみです(笑)
今回は、上記で挙げた以外にも、忘れてはならないパイプオルガンが登場したり、『時の回廊』でシタールという撥弦楽器を実際に使用したりと、各場面で様々な楽器を用いて、クロノ・トリガーの音楽を再現してみました。
今までのリトルの演奏会の中でも、特殊な楽器の量が多い回だったのではないかな、と思います。
細部にまで拘った音色・楽器選びで、少しでも原曲の雰囲気を思い起こせて頂けていたら、そして、耳でも、目でも楽しんで頂けていたならば幸いです(^-^) |
演奏会から早半月…今思い出しても感動が新鮮です。。。
ご来場いただいた皆様、応援していただいた皆様、ありがとうございました!演奏会直後のレポートの荷が重いオーボエのねこらーです。
さて今回の演奏会でも、皆様にクロノトリガーの世界をより一層感じていただくために、団員一同普段はやらないようなあの手この手で表現して参りました。伝わって欲しいその一部をご紹介いたします!よろしければ手もとにサウンドトラックをご用意くださいね。
(1)時計の音
「クロノトリガーやるんだ!やっぱりあのメインテーマからやるってことでしょ、いいよね!」…と、何度言われたことでしょう。ところがどっこい、ゲームを始めた時、最初になる音はメインテーマではありません。時を旅するストーリーを印象付ける、振り子時計の音です。これを大太鼓の縁を叩いて表現しました。皆様をゲームの世界に引き込むことに役立ちましたでしょうか。
(2)海、カモメ、花火
ストーリーは波の音、カモメの声が穏やかに聴こえる中にお祭りの花火が打ち上がる朝から始まります。この波の音を出す楽器はもちろん、カモメの声は木管楽器のリード部分だけを取り外して吹き、花火の音もバスドラムをちょっと違う叩き方で表現。場面丸ごと表現いたしました。
(3)ハッ!!
ガルディア1000年祭の曲には男声の「ハッ!!」というかけ声が入ります。もちろんみんなで叫びました「ハッ!!」。ここだけ練習したりもしました、懐かしいですね…
(4)中世ガルディア城のテーマの途中に…
違う曲が紛れ込んでいたことにお気づきのお客様もいらっしゃったのでは?中世の城、中世で出会うカエル、中世の魔王のメドレーでしたので、中世のフィールド曲にも参加していただきました。「音楽だけでもカエルと魔王が戦ってた!」と言っていただけて奏者は感無量でございます。
(5)にょいーん
はいこれ私!サラのテーマをよく聞くとまっすぐな音だけでなく、吹き始めからにょいーんと上がる音があります。そんな音は使ったことがありませんでしたが、色々研究して何とか出せるようにしてお聴かせいたしました。にょいーん。お気づきいただけたでしょうか、にょいーん。
(6)アンコールのバイクチェイスの…
トランペットによる信号の音の再現、実は前日までありませんでした!愛を持って、当日まで表現を練りに練った結果でございます。
まだまだ打楽器のこだわりを一割も語れていないのですが、うわあ挙げたらキリがないですね…!こうしてクロノトリガーの世界を表現しようとした結果、自分たちの表現の可能性もついでに広げてしまいましたのでまた次回、パワーアップしたリトルジャックのステージをお届けできると思います!
ありがとうございました、来年もお楽しみに! |
・挨拶
どうも編曲集団「らいぶら隊」に名を連ねるものの一人、こばやし(高弦)です。
なんか、ブログテキスト更新するのねん!的な話がやってきたのですが、
普段発信してないことでもあれば、とか言ってた気がするし
ちょっといろいろ余計なこと書いてみようかと思います。
・概要
といいつつ、らいぶら隊長・他編曲者・各セクションの人たちも、なにかしら書くって聞いている今日この頃。
彼らと同じく、大事にしていることだとか、編曲やら演奏やらの工夫とか心構えだとか、
そういうこと言うと、内容だいぶかぶるんじゃないかなとも思うんですよね。
なので、(各員の言葉になれば違いは出るとしても)自分の番としてはその辺は少なめということでひとつ。
・担当
とかいいながら最初は自己紹介的に自分の編曲傾向とか…
血の気が多いせいか、ラスボスとか全員の力が集まる的な展開のメドレーでよくお鉢が回ってくるので
編曲に際しては、だいたい「どう聞いても総力決戦になれ!!!!」って感じで作ってます。
それ以外のメドレーの時は「どう聞いてもその場面になれ!!!!」って感じで作ってます。
・趣向
…お鉢回ってくる、と言うと語弊がありますね。
その表現だと受動的ですが、本当は強奪してます。
そういうシーンめっちゃ好きだから!
・編曲
ラスボスやエンディングだと余地は特にないですが、それ以外の時は前後のメドレーの終わり方とか気にしてますでしょうか。
人の印象は受け取った最後の瞬間に集約されるので、メドレーの終わり方が連続で似た印象にならないように、という感じ。
重厚なハーモニーの圧力、軽快な一撃or連撃、不思議な和音、消えいく感傷、あえてのブツギリ、などなど…
いくつか思いつくパターンの中で、メドレーの終わり方として不自然でなく終われるもの。
ループ前提の曲を納得いくように終わるのは難しい…
でもひとつ前、ひとつ後のメドレーとは「違う印象」を選択している……つもりではあります。
・連結
メドレー内のつなぎのあり方は、人それぞれご意見が分かれるところかと思います。
自分は作るとして「そこに独自解釈が生まれないようにあれ」と思って作ってるでしょうか。
推しカプを眺めたいんであって、その片方として自分なりにふるまいたいわけじゃない……余計分かりにくいか……
表現拡張・解釈強調の創作の類は、あくまで個人の心持ちとしては極小がいいんですよね。
過去の体験・印象を増幅させるのみの存在になれば、とは思うのですが難しいところです。
・曲順
とはいえそもそも、終わり方を工夫する以前に、印象の分散のため、曲順自体を気する方が先にありますね。
曲調そのもの・ストーリー展開…両方あわせての緩急の印象が、全体として分散しているほうがいい。
…というと、なんだか難しげですが、要は「バトル曲ばかり・ゆっくりな曲ばかり、と印象を連続させない」みたいな単純な話ですね。
その緩急がメドレー内にもあり、メドレー単位の順番にもあることで、感情の起伏が過去の体験と重なりやすくなると思ってたりします。
・工夫
とはいえそういうとこ気にしすぎても会場内2000余名の記憶や印象、そのイメージが完全一致するなどありえない。
だから目指すとしたらその最大公約数なわけですが…
原曲の調、原曲の特に主旋律の音色、SEの再現、示唆する場面を曲順によって固定、パンフレットで直接説明、などなど…
工夫の手段はいくつかあると思いますが、行きつく先はやはり体験の再現。
ゲームをやっていたときの心の動きを召喚するために、工夫の日々は費やされているといえるでしょう。
・体験
話飛びますが、サントラ延々と聞き続けていると、脳内で圧縮されていたストーリーが解凍・展開されることがあると思います。
本来なら数分かけて倒した10以上のボスたちのことを、ボスバトルの曲を聴くだけで全員思い出せたり。
踏破するまで何時間もかかったダンジョンのことを、そのダンジョンの曲を聴くだけで隅々まで巡った気になったり。
そういう時間間隔の伸縮、情報の加速展延を感じられるとより体験の再現もはかどるのでは、ということも思ったりします。
・印象
例えば、すごく長く聞いたよこの曲…って曲はループせずに次の展開に突撃してみたり。
逆に、普通にやってるとBGMとしてスルスル流れていくような曲は、逆にしっかり音楽的に2ループしてみたり。
その工夫によって、体験したものの記憶に埋もれた場面や印象がより深く反復されるなら、
情報量の緩急が功を奏し、過去の体験の印象部分を強調できた、といえるかもしれません。
ご感想を見る限りでは、らいぶら隊メンバーそれぞれの個性とかみあい、うまくいっているように思います。
・熱量
などと、つらつらと理を並べて見ましたが、そういう御託はすべて熱量に押し流されてしまえ、とも思いますね。
誤解を恐れず言うなら、音楽的完成度も、聞く側・弾く側の体力への配慮も、まったくどうでもいい。
ただただ、ゲームとひとつになりたいだけ。解釈・提案・指摘・苦言……助言すら極端に言えば無用である…
我らの満足が客席側の同志たちの満足とイコールになる、そう信じられるのは個々の熱量・全員の総エネルギーの高さへの確信ゆえ。
多少の冷や水など液体を維持することすら許さず秒で蒸発させてしまえばいいのよ!
・反省
……みたいな過激な思想のせいで、血の気の多い曲がよく回ってくるのかなって改めて思いました。
いろんな人いるから、方針・多様性・思想・芸風などひとりでバランスをとらなくてもいいのですね。
ありがたいことです。
・CM
この団体の諸決定は民主主義に基づいているので上述の俺理論は特段強い力はありません。
みんなの意見・提案の結集・止揚のもと最終出力に至っている(と思う)のでご安心ください。
あなたの望みも必ずかなう!(理と共感があれば)
まずは見学から、楽器を持ってLet's join us!
・次回
ふと気づけば長々と、意味もそんなにないところ大変失礼しました。
次回更新は……といってもどんな順で掲載するか現時点では未定なんですよね。
掲載いただく時には決まってると思うので↓にちゃんと誰の番になるか記載してもらえてるかと思います。
というあたりでオチもなくこの番組はこの辺で終わります。
提供はリトルジャックオーケストラweb担当の方々でした。 ノシ |
らいぶら隊の視点から〜クロノ・トリガーアレンジの今と昔 |
従来の活動レポートは、主に演奏会に向けての練習風景や意気込みを綴ってまいりましたが、今回から数回に渡り、演奏会を振り返ってのレポートをお届けいたします。読んでいただくと、リトルジャックオーケストラのことがもっと良くわかるかも?しれません。
振り返りレポート一回目は、らいぶら隊のお二人に執筆いただきました。
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バイオリンのトモ、ファゴットのよしのと申します。今までにそれぞれ、団長や運営統括、記録係など色々な役割を担ってきましたが、今回は2人とも担っている「らいぶら隊(アレンジャー)」という立ち位置にてレポートを記載したいと思います。トモが前回レポートを担当したのは2007年8月(合奏中に停電が起きるもビックブリッジの演奏が止まらなかった回)、よしのは2006年1月(植松さんファンクラブイベント出演回)、ということで10〜11年も前!……ですが、やっていることはあまり変わっていないという感じですね〜。
さて、リトルジャックでは「らいぶら隊」というアレンジ(および浄書)隊がいまして、毎年の演奏会の譜面を日々作成しています。譜面がないと演奏会どころか練習すら行うことができませんので、常に次回の演奏会を意識しているという感じになります。責任重大ですね。今回の第14回定期演奏会ではクロノ・トリガーが演目でしたので、第7回(2010年10月)の譜面をリアレンジおよび曲追加、という作業を行っています。冒頭で「やることが変わっていない」という趣旨のことを記載しましたが、今回は6〜7年前の譜面を再び目の当たりにし、自分達のアレンジのトレンドといいますか、流行り廃りといったあたりは変わっていったんだなあ、と懐かしく振り返ったりしていました。
昔の譜面と相対するということは、(今よりも)若い時の自分達と相対するということで、何と言いますか、こう、うん、私達、若かったよねぇ……という気持ちになるよね、などと会話したりもしています。各楽器に割り振ったソロの使い方、曲中に組み込んだ別曲のフレーズ、音域、フレーズ感、原曲にはない音の追加などなど、夢いっぱいな譜面になっており、今同じ曲を(当時の記憶がない状態で)アレンジしたら、全くの別ものになっているのだと思います。
逆に言えば、今作成している譜面は慣れもあり、堅実で型にはまったものであるとも感じられます。今後作成する譜面にはもう少し創意工夫をしてもよいのかなぁ、とか、若さを詰め込んでもよいよねぇとか、そんな事も思ったり思わなかったり。(作成量が増えているので中々難しいのですが……)
参考までに、リアレンジ曲と新規作成曲を挙げてみます。雰囲気の違いがわかった方はいらっしゃいますでしょうか?
◆リアレンジ
ガルディア城〜勇気と誇り〜、カエルのテーマ、魔王決戦、時の回廊、エピローグ〜親しき仲間へ〜、遥かなる時の彼方へ、サラのテーマ(アンコール)、時の傷痕、時の見る夢
◆新規作成
歌う山(UNRELEASED TRACK)、クロノとマール〜遠い約束〜、星の祝祭、ゴンザレスのお歌、愉快なスペッキオ、バイクチェイス
前回との差分だけでなく、幾つかの曲についてはアレンジに関しての特記事項も記載してみようと思います。
◆ガルディア城〜勇気と誇り〜
バイオリンの譜面に、あともう1音低い音が出る楽器だったらよかったのに……!という箇所が出てきます。そこは、音は他のパートに頑張ってもらって、バイオリンには軽く弾き真似を意識してもらったり。また、曲中、ガルディア城のリズムパートを残したまま旋律に「風の憧憬」を差し入れている部分があります。
◆カエルのテーマ
冒頭はムービーのアレンジ版を参考にしています。草原の風がざわついている中を歩くカエルのイメージです。
◆魔王決戦
ラストをカエルのテーマの移調版に繋げています。また、その中に2小節間、魔王決戦のテーマを差し入れています。
◆時の回廊
原曲では民族楽器で奏でられているメロディを、ファゴットとチェロのソロにしています。
◆エピローグ〜親しき仲間へ〜、遥かなる時の彼方へ
原曲の雰囲気を意識しつつ、音を色々と足したり、少し派手目なアレンジにしています。
◆時の傷痕
ソロ部分は各楽器に割り振り直しました。
◆時の見る夢
ラストをクロノ・トリガーに繋げて締めていますが、その調は光田さんが本来演奏したかったといわれる調性にしています。
……などなど。
よく、その演奏会はその1回限り……ということが言われます。それは主に参加メンバーに対して指すことが多いですが、譜面に関しても何らかのリアレンジを加えているものが多数ですので、同じことが言えるかと思います。リトルジャックが続いていく限り再演曲というものはあると思いますが、全くの同じアレンジでそのまま演奏を行うものは少ないと思います。一期一会の演奏会、今後もお楽しみいただければ幸いです。 |
はいさーい!バイオリンのごま屋です。
サイトがリニューアルして格好良くなりましたね。
前回の定期演奏会から約一年、今年はクロノトリガーを演奏します。
もうあれから一年ですよ、あっという間ですね。私も最近、時の流れを早く感じます。老いかしら。
歳とともに体感時間が加速する心理現象をジャネーの法則と言います。え、どうでも良い?
クロノトリガーは個人的にずっとオケで弾きたいと思っていたので、こうして皆で演奏できるのは本当に幸せで、演奏会終了とともに成仏しそうな勢いなんですが翌日仕事なのでキュウリの馬で現世に帰って来ます。
さてさて、昨日バイオリンのパート練+ホールでの合奏が行われました。
パート練では和声ハーモニーの透明度を高めるための音作り、曖昧になりがちな半音の確認やアクセント、ピチカートの音色(おんしょく)の作り方などバイオリンとしての完成度を上げていきました。
ホール練では本番の会場である、みなとみらいの大ホールを貸し切って音の響き方、奏者の配置、パートの掛け合い部分、音の強弱、テンポやタイミングのすり合わせ、などなど限られた時間でまとめていきました。
淡々と記載しましたが、実際は
「もっと!!2000人を説得する音を出して!!」
「リトルらしい弾き方で!」
とパッションをぶつけ合いながら演奏が駆け抜けていく、音楽を作り上げる喜びに溢れた練習でした。
で、肝心の自分の演奏はどうだったか少し話しますとね、聴かせ所の高音がガッチリハマるようもっと鍛錬せねばと痛感させられました。
演奏会まであと1か月!
あと少し!追い込みますよ!
ここで一句(自戒を込めて)
〜まずはやれ 練習前に スケールを〜
それではまた! |
こんにちは。ホルンパートのそごみつです。4月に入団して、今回初参加となります。
さてもう本番まで2週間ということで、練習にも熱が入ります。
マエストロにも熱が入ります。
フォルテはより激しく、リタルダンドはより荘厳に、どんどん熱い演奏になっていきます。
・・・暑いです。練習会場の空調は充分に効いているはずですが、皆の熱気が凄過ぎて暑すぎてやってられません。
それでも楽器を吹き始めたら、暑さなんてなんのその。
来る演奏会本番をもっと素敵な時間にするため、楽しく練習しています。
みなとみらいで熱く、美しく、そして何より楽しい時間を作りますので、是非是非聴きに来てください。 |
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